日本スポーツ法学会 「アスリートの尊厳を守るためのシンポジウム」 に参加した話

本日2月21日。

1月20日から始めた ランニング or ビリーも 1ヵ月を超えました。

体型への変化は徐々に現れています。

体調も然りですね。
運動している方が、快調です。

それでは、2月の第3投稿目を ご笑読くださいませ。

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高校の部活動や柔道ナショナルチームでの体罰・パワハラ問題が発覚し、連日のマスコミ報道が続いています。

労務管理関係の専門誌においても、ハラスメントに関する特集が増えました。

スポーツ界での暴力事件がクローズアップされたのは、何も今般が始めてではありません。

私が、大学院でハラスメントに関する論文を書いていた 2009年~2011年においても、西武ライオンズ・打撃コーチによる新人投手殴打 解雇事件があったし、大相撲の時津風部屋では、稽古中の いわゆる 「かわいがり」 によって死者が出るという痛ましい事件がありました。

根深い問題です。

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私は、大変僭越ながら、「日本スポーツ法学会」 という 学術会議のメンバーの末席に加えていただいております。

体育学士 → 法学修士 という畑違いのコースを歩いたことが認められたのかもしれません。


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当該 日本スポーツ法学会が、2月19日に 「アスリートの尊厳を守る」という緊急シンポジウムを開催いたしました。

当日の様子は、2月20日の毎日新聞にも掲載されました。

パネルディスカッションのパネラーは、超党派スポーツ議員連盟の馳浩さんと鈴木寛さん、アスリート代表の為末大さん、文部科学省の課長、研究者として日本スポーツ法学会の弁護士、他の有識者として、日本スポーツ振興センター理事長と、サッカー解説者のセルジオ越後さんでした。

それから、指定発言者として、U23サッカー日本代表の前監督であられた関塚 隆さんやJOCの役員などが発言されました。

各パネラーと指定発言者は、それぞれの立場で熱弁をふるわれ、
そのどれもが腑に落ちるものでしたが、
中でも、セルジオ越後さんの言葉は響きました。

内容は、大体 以下のとおりです。

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自分は、ブラジルから日本に来て40年になる。
ブラジルの学校では、スポーツにおける体罰の問題は起きない。
なぜなら、ブラジルの学校ではスポーツをすることが無いから。
学校でスポーツの出来る日本は いい国だなぁ~と思った。

厳しい指導で成果を出せば、40年前は賞賛されたが、
今は非難されている。

日本のスポーツ指導者の多くは、ボランティア的に働いている。
スポーツを教え、きちんと、しつけもして素晴らしい。
休日は、マイクロバスの運転までもする。

もちろん、被害に遭った選手を保護する仕組みは必要だ。
でも、指導者のことも守って欲しい。

ボランティアで指導してきた人達が 「じゃぁ辞めた」 となれば、
日本のスポーツ界は大変なことになる。

お互いを責めるばかりは やめよう。
責めてばかりでは、ハッピーになれないよ。
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私自身、暴力を肯定するつもりは全くありませんが、
自分の学生時代に、
殴っ(てくれ)た先生に感謝しているケースもあるし、
殴った教師を許せなく思っているケースもあります。

相違点は、指導者への尊敬の念と、指導内容の納得性ですね。

現代は、体罰NGを前提に指導方法を構築すべきだけれど、
体罰以外の厳しい指導が全面的にアウトという意味ではありません。

厳しい教えによって、現に多くの若者が成長に導かれています。
厳しくとも、指導者を信頼していれば、選手は付いてくるものです。

指導者は、選手を力によって支配するだけでは尊敬されないだろうし、
恐怖政治では、選手の納得や真の動機づけには至らないはず。

恐怖政治が はびこる現場では、不幸な犠牲者が出てしまう可能性が高まるし、
逆に 指導者の方も 訴訟等の報復を浴びるおそれもあります。

殺伐としているだけの現場で生産性が上がる由もないでしょう。

指導者も選手も、
今、疑心暗鬼になっている人達もいるし、
今現在、苦しんでおられる人達もいるのだと思います。

今こそ、コミュニケーションを活発にして、
良好な師弟関係を築いていっていただきたいものです。

スポーツのコア・バリューは、フェアネス と ジャスティスなのですからね。

http://www.youtube.com/watch?v=FpFO1gedw50

は、NFLプレーヤーの おそるべき身体能力を映しています。

彼ら、モンスターのような NFLプレイヤー達に アンガーマネジメントは必須受講プログラです。

理由は、平均選手寿命4年という、とてつもなく厳しい競争社会に生きる彼らが、4年の間に いちいち逆上し、その都度退場しまくっていたら、選手個々人も球団も稼げないから。

なにより、彼ら猛者達が、感情をコントロールできなければ、大惨事が増えてしまうかもしれません。

映像内における 選手たちのコメントは 極めてクールです。

日本のスポーツ界でも、「冷静に心を燃やす」 アンガーマネジメントの精神、有益性が活きる場面も多いのでは? と思っている次第。

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私がハラスメントに関して問題意識を持ち、2年前に社会人大学院で論文を書き終え、21世紀職業財団でハラスメント防止の客員講師となって、今年も研修オファーが続いております。

つまり、それだけ問題が起きているということ。

重たい話に接するのはシンドイこともありますが、これら分野での専門家の端くれとして、的確なサジェスチョンを可能とすべく、当事者意識をもって アウト&インプットに奮励し、今後も考えを深めて参ります。

職場においても、教育現場においても、スポーツ界においても、不毛なハラスメント行為が無くなるよう、微力ながら尽力して参る所存です。


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