『人生の特等席』を拝見し、『最後の独演会』を拝聴し、『僕の死に方』を拝読した話

本日12月4日。
師走に入りました。
今年もラスト・スパートですね。

年内の企業研修登壇は、残り5回です。
三重県への出張もあります。

他にも、原稿の締切や、就業規則の全文改訂、人事評価制度の導入、助成金の申請等々がございます。
ルーティンワークでは、賃金計算と併せ、賞与計算もありますね。
諸々しっかり頑張ります。

忘年会は、何回あるのかな?
ご一緒する方、楽しく飲みましょう!

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先日、映画 『人生の特等席』 を鑑賞いたしました。
http://wwws.warnerbros.co.jp/troublewiththecurve/

あらすじは、以下のとおりです。
(Movie Walker)
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家庭を顧みず、メジャーリーグ・スカウトマンとして生きてきたガス
(クリント・イーストウッド)は、長年大リーグの名スカウトとして腕を振るって
きたが、ここのところ年のせいで視力が衰えてきていた。
彼の最後のスカウトの旅に手を貸したのは、父との間にわだかまりを感じ
続けてきた ひとり娘のミッキー(エイミー・アダムス)だった。
妻を亡くし、男手ひとつで育てようとして育てられなかった父娘の旅の
最後に それぞれが見つけた人生の特等席とは……。

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グッド・ムービーでした。
日本の高倉 健、
アメリカのクリント・イーストウッドですね。

劇中、私に響いたセリフは、
「捨てる勇気も必要だ」
です。

公私共に忙しい日々、
オファーの全てを受け入れることは物理的に困難です。
優先順位を決めないと、自らがパンクしてしまうし、
何より、先約者に対して 良いパフォーマンスが出来ません。

「捨てる」は、言葉がキツイですが、時に 「断る勇気」 も必要なのだろうと感じる今日この頃です。

自分自身が自由であるためにも、お断りした方が芳しい事物・事象は確実にあり、それらを見極める基準が、その時のコンディション、これまでの経験、受けた恩義、そして 己の価値観なのだと思います。

ただ、自由を得るためには、強く責任が伴うことについても自戒を込めます。

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『立川談志 最後の大独演会 お客 ビートたけし 太田光』
を読み、そして同内容のCDを聴きました。 
https://www.shinchosha.co.jp/book/306942/

本とCDの紹介は、以下のとおりです。
(新潮社)
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病気療養中だった談志が、
たけしと太田を相手に話芸の限りを尽くした3時間。
現代落語最後の名人が、お笑い界トップ2 に言い残したのは、
芸談でも人生訓でもなく、
抱腹絶倒のアブナイ話、下ネタ、古今のゴシップ、バカ話。
こんなにも粋でシャイな「別れの告げ方」もある。
貴重な三人の座談収録CD付き。
立川談志一周忌追善出版。

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読後の感想として、
「当代随一」の天才・奇人は、
最後まで 「破天荒さ」を貫きたかったのだろうと思いました。

それも、たけしさん、太田さんという、
自らが認めた、「談志イズム」 の流れを継ぐ芸人の前で。

先に本を読み、後から収録CDを聴いたのですが、
談志師匠の声からは、往年の張りや滑舌の良さが消えていました。
そして、必死に声を振り絞って吐き出すのは、ゴシップや下ネタの連発。
この辺に、芸人魂というか、狂気的な凄さを感じました。

比べるつもりは全くありませんが、
昨年、親父が亡くなる3日前に病床へ呼ばれたことを思い出しました。

親父も最期に 私へ伝えたかったことがあり、
それを聴けたことで、私の抱えていた重荷もとれました。

人が発する最期のメッセージには重みがあります。

親父の果たした、というか、果たしてくれた責任は、今の私にとって、とてつもなく大きかったです。

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『僕の死に方』 
エンディングダイアリー500日 金子哲雄

を読みました。
http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784093965200

本の紹介は、以下のとおりです。
(小学館)
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2012年10月、「肺カルチノイド」という急性の難病により、
41才という若さで急逝した流通ジャーナリスト、金子哲雄さん。
死期を悟った金子さんは、会葬礼状まで生前に用意して、
自分の葬儀を自分でプロデュース、
自らの死をも「流通ジャーナリスト」としての情報発信の場にしたのでした。
まさに、見事というほかないその最期・・・。
しかし、彼が「余命0」宣告を受け入れて死の準備を整えるまでには、
乗り越えなければならない悲しみ、苦しみ、
そして何より、最愛の妻を残していくことへの葛藤がありました。
死の1か月前から、最後の力を振り絞って書き上げた本書には、
その一部始終が綴られています。

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この本は、身につまされました。

流通ジャーナリストの金子哲雄さんは、
私と同じ40代前半の方で、仕事は絶好調、夫婦円満。
そんな矢先、「癌の一種の病にかかり、いつ死んでもおかしくない」
という痛烈過ぎる宣告を受け、
そして、「うちでは治療はできません」と、
大学病院からは門前払いされてしまいます。

全く希望の持てない奈落の底に突き落とされ、
逃れられない恐怖たるや想像もつきません。

これまた比べる訳ではありませんが、
私が大学4年時に、環指の一部を切断するときに味わった恐怖など、
微々たるものであったのだと感じました。

宣告後、金子哲雄さんが とられた行動は、
できる限りの延命、
与えられる仕事の全う、
そして死の準備でした。

癌の最新治療には もの凄くお金がかかります。
この本でも、「IMRT治療、1クール180万円を5回~6回」 などという記述が出てきます。

9月末に姫路で会った、保険代理店を営む大学時代の親友が、
「ガン保険は、エエのに入っとったほうがええで」
と言っていた意味がよく解かりました。

金子氏は、最終的に、ご友人の弁護士と共に遺産を整理し、同窓の僧侶に戒名をつけてもらい、ご自身で埋葬場所と斎場を決め、会葬礼状の文面も書いてから旅立たれます。

この本には、「最後まで何が出来るか」 にこだわり、「潔く天命と向き合われた人」 の 500日間の記録が書かれています。

と、本日は、非常に考えさせられた三作品のご紹介まで。


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