スポーツ基本法、今国会で成立へ

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国のスポーツ政策の根幹となる 「スポーツ基本法」 の法案が、31日に国会へ提出され、成立の見通しとなりました。

幸甚に存じます。
超党派の国会議員で作成した法案であることにも意義があると感じます。

「スポーツと法」
別に僕のミッションではありませんが、非常に強い興味領域です。

かじった程度かもしれませんが、体育学と法律学の両方の学位をとるのは、それなりに大変でした。

日本スポーツ法学会にも入れていただいたところです。

将来、業務ではなく、ボランティアでいいですから、真剣に競技へ従事されている方々のサポートとして、自分の培ったノウハウやスキルを役立てる機会が持てれば嬉しいと考えています。

純粋な感動を与えてくれるアスリートや、(ちゃんとした)指導者の方々は、自分にとって尊敬の対象です。
自然と貢献意欲が湧いてきます。


法案は、前文と36条。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g17101052.htm

文科省が策定した「スポーツ立国戦略」の内容も盛り込まれました。

前文では、
「スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことはすべての人々の権利」と明記。
「人間関係の希薄化などの問題をかかえる地域社会の再生に寄与する」と地域スポーツの重要性を打ち出し、

一方で、「国際大会での活躍は国民に夢と感動を与え、社会に活力を生み出し、国民経済の発展に広く寄与する」と、競技スポーツの価値が記されています。

さらに、「地域から優れたスポーツ選手が生まれ、その選手が地域スポーツの推進に寄与すること」 を 「スポーツの発展を支える好循環」と記載しました。

また、大相撲の八百長問題などを踏まえてか、スポーツ団体には透明性などのガバナンスを求めました。

スポーツ行政の一元的組織となる「スポーツ庁」の設置については、付則で「行政改革との整合性に配慮して検討を加え、必要な措置を講ずる」 にとどまって(?)います。

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 ◇スポーツ基本法案の骨子◇
   (毎日新聞より)
 
【前文】
・スポーツは世界共通の人類の文化
・スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは、すべての人々の権利
・地域の交流を促進し、地域の一体感や活力を醸成する
・国際大会での活躍は、国民に誇りと喜び、夢と感動を与え、国民のスポーツへの関心を高める

【スポーツ基本計画】
・文部科学大臣はスポーツに関する総合的かつ計画的な推進を図るため、基本計画を定める

【地域スポーツ】
・国、地方公共団体は住民が主体的に運営する「地域スポーツクラブ」が行う事業への支援、指導者の配置、施設の整備などに努める

【選手強化】
・国は、優秀なスポーツ選手を育成するため、スポーツ団体が行う合宿、国際競技大会などへの選手の派遣、スポーツ選手の技術の向上に必要な施策をする

【国際大会の招致】
・国は国際大会の招致が円滑になされるよう、社会的機運の醸成、資金の確保、外国人の受け入れなどに特別な措置を講ずる

【スポーツ庁】
・行政改革との整合性に配慮して検討を加え、必要な措置を講ずる
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これからの法律ですが、努力規定が多いですね。

第17条の 「顕彰」 も努力規定。

前々から思っていましたが、
オリンピックの金メダリストへ300万円(銀は200万、銅は100万)しか報奨金を交付しないことが腑に落ちませんでした。

「何故スポーツだけに報奨金?」
という批判があるからかもしれませんが、あれだけ国中を熱狂させるのだから、
プロスポーツ選手の年俸を考えても、10倍払ったって足りないと思います。

「一番じゃなきゃダメ」ではありませんが、
「一番の人」には、もっと敬意と感謝を払うべき。
言葉だけでなくね。


法案提出の9カ月ぐらい前に出されていた日弁連の意見書は流石でした。
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/report/data/100820.pdf

判例や事例を具体的に引用し、指導者のセクハラ、不祥事が起きたチームの連座制出場辞退、後輩いじめといった人権問題についても提言されていました。

「労働契約法」のように、これから育てていく法律だけに、様々な意見を踏まえ、「正しい」ルール化が進展していくことを望みます。

そして、目標として掲げる 「スポーツ立国」 を実現し、活気あふれる日本となっていって欲しいです。

微力ながら、自分も勉強して参ります。


それでは 本日も、目指せ金メダルで ・・・

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