トータス松本 『部屋の隅っこには恋のかけら』 を読む

一昨日は、若手社労士、司法書士の皆さんに愛情を注ぎ、
昨日は、柔道整復師をされている先輩から闘魂を注入していただきました。
今日は、勉強を頑張ります。仕事もちょっと。
昨日のカープの驚異の粘りにもあやかって。
http://www.sponichi.co.jp/baseball/npb/2011/result/04/15/01.html

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『部屋の隅っこには恋のかけら』 トータス松本 (著)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4835617738/ref=s9_cxhsh_co_ir03?pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_s=left-2&pf_rd_r=0Z29YEV5ANJFPCHCAB9G&pf_rd_t=3201&pf_rd_p=464711596&pf_rd_i=typ01

また、読書レビューです。
活動休止中のロックバンド、ウルフルズのボーカリストである、
トータス松本氏・44年間の半生記。

374ページの分厚い本ですが、行間が広いし、
飾らない関西弁の口語調で書かれているので、すぐに読めます。
昨日の移動時間で読了しました。

率直な感想を一言で述べるとすれば、
「この人は、 もの凄く心根の優しい人なのだろうなぁ~」
ということ。

他のメンバーである3人のことを傷つけないよう、
すごく気を遣いながら語っています。

プロのバンドマンとして食っていくということは 恐ろしく大変な訳で、
仲良しクラブの 「楽しい感」 だけで やっていけるのならば、
学園祭バンドは皆プロになれます。

バンド内でも、才能や技術力、センスの違いなどで、
パワーバランスや発言力も大きく変わってくるのでしょう。

スポーツのチームにおいて、下手な選手が上手い選手に 言いたいことが言えなかったり、その逆で、中心選手が言いたい放題、やりたい放題の状況は往々にしてあります。

ベースの黒田氏が、数年間バンドを離れていた事実は、己の実力不足に 申し訳無さ、苦しさを感じ、プロだからこその葛藤だったのには驚きました。
読んで字の如く、「音を楽しむ」 活動をしているにも拘らず、過労とプレッシャーで、過呼吸およびパニック障害になってしまう。

松本氏は、黒田氏の心配ばかりするようになり、そのうち、変な憎悪的な感覚が生まれて、しまいには 「もう俺を翻弄しないでくれ」 となってしまう。

黒田氏が数年間離れて、また戻ってきたら、今度は自分の意見をガンガン主張するようになって、するとギターの岩本氏が面食らって、やりづらくなってしまう。

松本氏が、「ええねん」 という名曲を書いて、黒田氏の復帰を祝しても、結局 元サヤとはならない。
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B05261

バンド運営のことは全く解かりませんが、
最初は、メンバー同士が皆仲良くて、
共通目標も、「売れてやろうぜ」 といった風に、極めて単純明快だったのに、
時間の経過と共に、一人ひとりの考え方に温度差が出るのは必然的でもあるのでしょう。

40代になれば余計なのかもしれません。
ちょっとしたことの積み重ねで、歯車や波長が合わなくなったり、
それぞれの言うことがバラバラになったり、
ついには、何を考えているのかさえ解からなくなる。
あんなに、楽しくやっていたのに・・・

実力が どんどん伸び、センスが更に磨かれてきた者は、
仲間だった者達に 「物足りなさ」 を感じ、
そして、一緒に成長して行こうとしてくれないことへの 「歯痒さ」を覚えるのかもしれません。
音楽という領域は、努力だけで どうこうなる問題ではないのでしょうし。

松本氏の言葉の中に、
「お互いがリスペクトできるようになったら・・・」
という くだりがありました。

人間関係に とても悩んでいる様子が窺われます。

かといって、他の3人を馬鹿にしたように語っているわけではありません。
大好きな仲間と離れる哀しさ、寂しさも伝わってきます。

活動休止は、応援してくれている多くのファンを裏切ることにもなるし、
かといって、「人の心を震わせる」 ものを創っていくには、
絶対に譲れない矜持のようなものもあるのでしょう。

「大人になること」 は、「しんどいことを受け入れること」 とも書いてありました。
既に 「固定客」 を沢山持っているウルフルズならば、
定期的に、予定調和的な作品をチョイチョイ出して、お茶を濁していくことも出来たのでしょうが、
そうしないことは、やはり 「人の心を震わせたい」 という、松本氏の矜持なのだと思いました。

巷で囁かれているような、「松本氏が一人で金儲けをしたいから」 という活動停止理由を全く感じられない一冊でした。

選ばれし者の恍惚と不安は、一部の天才にしか解からないのかもしれません。


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    Excerpt: トータス松本 の最新情報が一目でわかる!ニュース、ブログ、オークション、人気ランキング、画像、動画、テレビ番組、Twitterなど Weblog: Nowpie (なうぴー) J-POP racked: 2011-04-18 06:31