「ボックス!(上下巻)」 百田尚樹 を読む

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「ボックス!(上下巻)」 百田尚樹
http://www.ohtabooks.com/box/


これは大傑作!
素晴らしいスポーツ(ボクシング)青春小説でした!!

まず、何よりボクシングという競技に関して、大変わかり易く解説されています。

ダウンのメカニズムが脳震盪であることなど、知っているようで知らないことから、
アゴへのパンチは、テコの原理で後頭部が揺さぶられるから効果があること、
ボデイ打ちは、循環器系の神経が乱れてスタミナを失うといった科学的論拠、
アマチュアボクシングは、ダメージ等の印象でなく「命中数」で採点されること、
「RSC負け」 は2週間試合が出来ず、「RSCH」負けは4週間禁止といったアマチュア独自ルールの説明が行き届いています。

著者は、大学時代 ボクシング部員だったとのこと。
ちなみに、タイトルである 「ボックス!」 は、試合開始(再開)の合図である 「ファイト!」 のアマチュア用語であり、現在はプロでも 「ボックス!」 なのだそうです。

そして、設定がイイですね。
ケンカが強くて心優しい “ カブ ” と、
優等生ながら貧しくてイジメられっ子だった “優樹” の友情物語がイイ!
大阪の同じ私立高校で、“体育クラス生” と 授業料免除の “特進生” が、互いに挫折を味わいながらも、それぞれの目標のため、仲間との約束のために奮励努力します。

“ カブ ” は “優樹” の憧れの対象です。
ずっと、“ カブ ” のようになりたいと思い続けていました。

この感覚には、すごく共感しました。
私自身のヒーロー像も同様です。
子供の頃から 運動神経の良い子、ケンカが強いけど優しい子、そして面白い子が大好きで、そのような子達の後ばかり くっついていたような気がします。

勉強が出来る子と仲良くなりたいという欲求は 全く湧きませんでした。
今でも そうです。
偏差値70の人よりも甲子園に出られた人の方が お近づきになりたいですもんね。

そういう気質のせいか、小学校のときは成績優秀だったものの、中学校からは急降下。
最後は、体育大が受け皿に。
“優樹” は、お母さんに心配をかけないために、ボクシングを始めても、特進クラスで5番以内をキープするのですがね。 ^^

ボクシングのスピード感同様、すごくテンポの良い小説です。
私は、この土日で一気に読んでしまいました。

結末、エピローグは、「そう来たか!」
老若男女、どなたが読んでも面白いと思います。
心から オススメですね。

映画版も あまり期待し過ぎず観るつもりです。
http://www.box-movie.jp/index.html



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