ミスター バスケットボール

今日は、私が野球の次に好きなスポーツである、バスケットボールについて書かせていただきます。

間もなく、世界バスケットボール選手権が始まります。
サッカーのジーコ監督が、退任会見において、W杯で日本が勝てなかった要因の一つとして、日本選手と諸外国選手との体格差について例に挙げましたが、
バスケットボールほど、体格差が如実に 世界(相手チーム)との壁になる競技はないでしょう。

今回の世界選手権にはチーム編成上の理由で出場しない選手ですが、私は、「ミスター バスケットボール」と賞賛される、佐古賢一選手の大ファンです。
http://www.sakoken.net/
同じ横浜市戸塚区の出身で、年齢も1歳違い(もちろん、佐古選手は私のことなど知る由もありませんが)ということも ファン心理に拍車をかけています。

現在、NBA入りを目指している田臥選手が、日本のスーパーリーグに1シーズンだけ在籍した際のファイナル(決勝リーグ)は見応えがありました(私は5戦中2戦、生で観戦しました)。
ポイントガードという、同じ司令塔の役割を果たすポジションで、当時22歳の田臥と 33歳の佐古との新旧対決は、バスケはズブの素人である私も、興奮し、唸らされる場面の連続でした。
スピード感溢れ 華麗な個人技と派手なパフォーマンスで会場を魅了する若武者・田臥に対し、他の4選手を活かす術 、ゲームメイクとムードメイクに長けた、いぶし銀の佐古。

結果は、佐古の率いるアイシン・シーホースの薄氷の勝利でした。
試合後の会見で、田臥選手が敗因について、「佐古さんとの差・・・」と、淡々と話していたシーンが印象深かったです。

この優勝したアイシン・シーホースというチーム、当時の主力メンバーは、佐古を含め、他チームをリストラされた選手ばかりでした(当時 佐古・後藤・信長が33歳、外山が36歳)。
このリストラ軍団の奮闘振りが、「ファイブ」(平山 譲)という作品にまとめられています。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4140808977/503-2032965-0862364?v=glance&n=465392
とても感動的なスポーツ・ドキュメント、人間ノンフィクションです。以下に1節ご紹介させていただきます。

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バスケットボールはゲームである。
ボールを籠に入れる、無意味なようで、無価値なようでもあるゲームである。

選手達は眼に見えるトロフィーが欲しいのだろうし、眼に見える敵にも勝ちたいのだろう。
けれども、彼らが望むのは、眼に見えるものばかりではないはずだ。
真の勝利は、挑む過程で懸命であれたかどうかを知る たった一人の人間、自分自身の心にある。

なぜ生きるのか、という問いはあっても 答などないし、なくていい。
すべてが無意味でも、すべてが無価値でも、人にできるのは、ぶざまに疲弊しながらも、
終わるまで 終わらせまいと、命いっぱい生き続けることだけだから。 
(平山 譲)
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現在、日本のバスケットボール界は、トップリーグが、「JBL」と「bjリーグ」という二つの団体に分裂し、深刻な状況にあります。
オリンピックの時のテコンドーや、先般のスケートのように、競技を司る組織の長老達に揉め事が起きたり、 おかしな動きをされたりすると、多大な迷惑を被るのは選手とファンです。

競技人口の割には、活性化しているとは思われないバスケットボール界。
今般の世界選手権はテレビ中継される試合が多いそうですので、人気獲得の良いきっかけとなって欲しいものです。

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